林業女子の日記

2011年1月30日 (日)

京唐紙の丸二さん

昨日ラジオでご一緒させていただいた、京唐紙の丸二さんギャラリーへ、
さっそくお邪魔しちゃいました♪

たくさんの種類の襖を実際に見ることができます☆
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京唐紙の版木は、「ホオノキ」でできています。

ホオノキといえば、葉っぱが大きくて、朴葉みそなどに使われていますよねflair
その材質は、縮んだり変形したりする動きが少なく、深く彫れることから、
版木に向いているのだそうです。

この彫刻は、すべて手彫り!
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版木のサイズは30cm×47cm。
それを職人さんが少しずつずらしながら、襖など大きなものも手作業で刷り上げていくそうです!

木でできた版木には、ゴムと違って絵具の乗り方に微妙なムラがあり、
それが単調でない、変化のある表情を生みだしています

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光の当たり方で、表情が変わります。


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やわらかくて、綺麗…heart01

丸二さんでは、現代の生活にも唐紙を取り入れようと、
こんなモダンな使い方を提案したりnotes
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かわいいスタンプなども販売されています♪
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伝統的なものを、現代風にアレンジして新しいよさshineをひきだすscissors
それって林業にとっても、お手本にできそう…。

"木"と聞けば、なんでも見に行ってしまう林業女子なのでしたsmile

ちなみに、ギャラリーの床も、"なぐり"加工の木を使っていて素敵でしたshine
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突然お邪魔したにも関わらず、快く迎えてくださった丸二のみなさま、
ほんとうにありがとうございましたsign01

(ふくとめ、いわい)

2010年11月 1日 (月)

ウイスキーと林業

先日、ご縁があってサントリー山崎蒸溜所さんにお邪魔しました♪
そう、あの「山崎」をつくっておられる所です!

はじめての蒸溜所見学ツアーに参加させていただきました。

Img_6319  待合のフローリングは、何やら味のある色艶。実は、役目を終えた樽の木でつくられているんだそうですwink

樽によってひとつひとつ色の深みが違っていて、それをセンスよく床に使っていますshine

そしてツアーstart!

Img_6323_2 山崎は昔から「水生野」とよばれる名水の地。
そのおいしいお水と麦芽、酵母を混ぜ合わせて、
仕込み、発酵させます。

このとき使われるのが、この木桶。
(柾目のきれいな木を見て興奮する林業女子…)
木桶にすむ乳酸菌などが、さらに独特の風味を生みだすそうですflair

お次は蒸溜です。

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いろんなカタチをした、ちょっとレトロな銅製の蒸溜器たちconfident

この形によって、それぞれ違うお味のものができるそうです。

そしていよいよ、樽に詰められ、熟成が始まります。

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樽の材料は、ホワイトオーク、スパニッシュオーク、日本のミズナラなど。
さらに、バーボンやシェリーを詰めた後の空き樽も使います。

樽の側板(かわいた)は全て柾目板です!中身が漏れないためには、柾目板じゃないとダメ。

そして柾目をたくさん取るためには、大きな木が必要なんですね。

仕込み方、蒸溜の仕方、
樽の種類や大きさ、そして置く場所や、その土地の風土により、味が決まります。

見学の後は、楽しい試飲会happy02

ここのテーブルと椅子も、引退した樽たちでつくられています。重厚でしっとりとしています…Img_6364_2

樽としての役目を終えた木も無駄にせず、

木のいのちを長くもたせていく、素敵な家具ですね♪

サントリー樽ものがたり

Img_6368_2 オークに特徴的なのが、この虎斑模様。

カウンターにはきれいな虎斑の板がそろっています!

厳選された板が使われているのがわかります。
やっぱり、顔になる部分には、こだわりと贅沢を。…とってもおしゃれ!

試飲では、3種類のウイスキーを頂きました。
林業女子、ご満悦の様子です(笑)Img_6362

それぞれに熟成された年月や場所が違い、味の違いがわかりました。

10年~20年もじっくりと樽で熟成されたウイスキーには、木の香りがしみ込んでいて、
ほんのり甘かったり、刺激的だったり…

ほんとに、美味しいheart02

気候風土と、ひとつひとつの功程の積み重ね・職人技が折り重なって生み出されるウイスキー。

こんなにも奥が深くて、おいしいお酒だったんですねshineshine

そして、美味しい水をはぐくむ森と、木の樽がなくてはつくれないお味。
林業との関わりも深いことに気づき、
ますます好きになりましたlovely

何十年も時間をかけてよいものをつくっていくところなど、林業とちょっと似ている…?とも思いました。

林業女子的飲み物に認定(?)です!Img_6374

3杯も飲んでしまいましたが、帰りにはもちろん、お土産のウイスキーを買っていった女子たちなのでした。

(いわい)

2010年10月 9日 (土)

千本銘木商会さん

今日は、林業なかまと一緒に千本銘木商会さんの「木の感謝市」へお邪魔しました♪

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ふだんは見ることのできない銘木屋さんの裏側を見ることができる、貴重な機会です!

千本銘木さんは、屋号「酢屋」として享保6年に創業。

なんと、あの坂本龍馬や海援隊士を匿っていたこともあるそうですsign01

(「龍馬伝」最終回に、酢屋が登場するかも…sign02

 そんな歴史ある銘木屋さんを案内していただいたのは、
常務取締役の中川典子さん。

ここでも熱い林業女子に出会えましたheart02

 

 倉庫には、たくさんの木が並んでいます。

まず見せていただいたのは欄間(らんま)の間!

立体的で豪快な「大阪欄間」と、柾目にあっさりとした彫りを入れる「京欄間」。

春日杉や屋久杉を使う、豪華で力強い印象の大阪欄間に対して、

京都は桐や杉などの柾目を活かし、年とともに木が黄金色に変わる、その変化を楽しみます。

なんともはんなりしたセンスclover

欄間にも色々あって、それぞれ木の種類も楽しみ方も違うなんて知りませんでしたsweat01

 そして床柱のフロアには、やっぱり北山丸太shinePhoto_4

出絞、縮緬など…丸太の種類にも色々あるんですね!

「縮緬」は、その名前にちなんでか、京都の繊維業界の建物には必ず一本あったそうです。

これがないと偽物!と言われるほどだそう。

他にも、花街の敷居には華やかで艶やかな印象の桜が使われ、

お茶の世界では松の床柱や敷居が重宝されるなど、

その業界や世界によって、こだわる木の種類が違うそうなのですeye

それほど、木や建物はその主人の顔であり、センスの試される最高の“おしゃれ度チェックポイント”だったのでしょう…shine

とっても奥が深い世界…!!

そんなお洒落を楽しんでいた昔の人の暮らしは、とても豊かに感じられます。

現在の私たちの暮らしはどうでしょうか…?
残念ながら、ほとんどは安さや入手のしやすさだけで、木を選んでしまっているような気がします。

木は、一本一本が個性のある表情をしています。

どんな種から、どんなところで育ったか、いつ枝打ちされたか、雨風に当たったか…
木が生きてきたそれぞれの物語を持っていますnotes

そんな物語を感じながら、自分の好きな木に出会って、選んで木を使う。
それってとてもロマンチックで素敵ですよね…happy01

ところで、最近の北山丸太の中には、こんなものも。

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これは最近増えすぎているシカが傷を付けたり、
多発する大雨や台風で傷が入ったり腐ってしまった部分です。

こうなってしまうと、値段も下がり、ずっと手をかけて育ててきた山主さんたちにとっては、とてもつらいことです。

森をめぐる近年の問題が、こんなところにも現れていましたdespairsweat01

 

 千本銘木さんでは、このような木も框などに加工することで、大事に使ってもらえるように工夫しているそうです。

中川さん曰く、

「木がお嫁に行く前に、

長く愛されるように手を入れてあげる」そうなのです。

愛情かけて育てられた木を、愛情かけて磨きあげる…

そんなお仕事、素敵ですshineconfident

木の個性を活かして、最後まで使い切る、そんな日本の「木取りの文化」を次へ伝えたいと、

千本銘木さんでは、今回の市のように私たちにとっては馴染みの薄い銘木屋さんをオープンにしたり、

研修生を受け入れて、若者に実際に木を加工し勉強する機会を提供されています。

(体力勝負のお仕事、最近は女子の方が根性が長続きするとか…catface

今日は奥深い銘木の世界をちょっとだけ、知ることができました!

頑張る林業女子、中川さんの姿はとっても格好よかったですhappy02

本当にありがとうございましたheart01

私(下)も、もっと勉強してステキ林業女子になれるようにがんばります!!

Photo_7 (いわい)

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